2023年1月のトレードを振り返る
2022年に証券口座を作り、すぐに積立NISAで全世界株式の積み立てを開始した。
といっても、積立に回せるお金に余裕がないので月に一万円だけ・・・。
証券口座を作ったキッカケについては以下の記事の通り。
しかし、せっかく証券口座を作ったのに積立だけでは味気ない。
そこで、株を買ってみようと思った。
といっても、デイトレードではなく自分の好きな会社の株を100株だけ、ただ買ってみようと。
そこで俺がまず買ったのは2674ハードオフの株。
俺はレトロゲーム集めが趣味。
休みの日、各地のハードオフやブックオフ、古本市場みたいな中古のゲームを取り扱っている店に出向き、レトロゲームの棚を隅から隅まで物色するのが俺にとっての最高の休日。
ただ、最近はあまり出向いていない。
レトロゲームがここ数年、ひどく高騰化してしまっている。
何年か前までは掘り出し物も見つけられたのだが、最近はまったくない。
「なぜ、このゲームがこんな値段に?」
どこの店も首を傾げたくなるような値段付けのせいで、行くだけ時間の無駄だなと思うようになってしまった・・・。
話が少し逸れてしまった。
レトロゲームの話はまた今度にして、株の話に戻ろう。
他にもいろいろな株を購入した。
りそな銀行の口座を持っていたので8308りそな、
俺は飴が大好きなので2216カンロ、
他にも特に知らない会社だけど、ただ安いからという理由で、3861王子HD、7776セルシード、7771日本精密、3245ディアライフなども買っていた。
そして、それらを毎日チェック。
仕事の休み時間なんかに株アプリを開いて、
「今日、結構上がったな」
「うわ、めっちゃ下げてるし・・・」
こんな感じで毎日一喜一憂。これはこれですごく楽しかった。
だけど、虚しくなってくる。
ある時から、もっと大きく稼げないかと考えるようになった。
そして行き着いた先がデイトレード。
俺もやってみようかなと。
2022年の12月後半、ちょうどいまくらいの時期から始めてみた。
この時保有していた株式については、含み益状態だったセルシードと優待目的のカンロ以外は売却。
一番最初にデイトレで触った銘柄は5243note。
買い値から6ティック上昇したところで売って、600円の利益を得る。
たった600円ではあるけど、この時めちゃくちゃうれしかったのを今でも覚えている。
記念すべきデイトレード初戦を勝利で飾った。
そしてその後も順調に勝利を重ねる・・・。
2023年1月度の実現損益は+26602円。
このうち6000円は2022年12月の利益なので、正しくは20000円の+になる。
デイトレを始めた初月から2万円のプラス。
これは自分にとって大きな自信となった。
この当時俺は、デイトレードについて何の勉強もしていない。
本も読んでいないし動画もなにも見ていない。
MACDやRSIなどのテクニカルも見ていない。というか見方もわからない。
デイトレの時、見ていたのはこれだけ。
なのに何故か勝てた。
もしかして、才能あるんじゃないか?
そう思ったりもした。
デイトレードを一年間続けてきて、この初月の実現損益額を俺はいまだに超えられていない。
6月に3万円以上勝ってるんだけど、これはデイトレではなくスイングトレードでの利益。
純粋にデイトレのみでの利益は、2023年1月の20000円が最高額。
2023年の2月からデイトレの勉強を開始して、テクニカルの見方を覚え、本を読んだりブログを読んだりして知識をつけていった。
9月には信用口座も作って、空売りと回転売買もできるようになった。
なのに全然勝てなくなってしまった。
これはどういうことなのか。
そこで、勝っていた2023年1月のトレードを振り返ってみようと思ったわけだ。
この時、俺はどんなトレードをしていたのか。
ここに俺が勝てていた理由と、今負けている理由が隠されているのではと考えた。
①寄り付きで成り買い。
デイトレードを始めたばかりのころは、素直に寄り付き前から買い注文を入れていた。
朝、寄り付き前の気配を見て、
「買い注文の方が多いからこれは上昇だな。よし、買いだ」
で、成行で買う。
こんな感じ。
単純極まりない買い方だ。
成行で買って、そのまま上昇してくれることもあったけど、もちろん下落することもあった。寄り天相場の時だ。
約定した瞬間から含み損状態。
その後も勢いよく下落し、急いで損切り。
こういう経験を何度かして、今は成行で買うのをやめてしまった。
②グロースやIPOでのトレード
当時デイトレの銘柄をどうやって探していたのかというと、ツイッターで「デイトレ 銘柄」というワードで検索してでてきた銘柄を片っ端からリストに加えていった。
こうして出来上がったリストは、何故かグロース(マザーズ)の銘柄ばかりだった。
それも、板が薄い銘柄。
こういう銘柄も今はあまり触らなくなってしまった。
ちなみに、当時よくトレードしていたのが上場したばかりの5240monoAIと5246エレメンツ。
今はすっかり落ち目になってしまったが、当時は物凄い出来高だった。
③利確を粘らない
当時はとにかく素早い利確を心掛けていた。
最低でも300円でいい。
含み益になったら利確。これを繰り返していた。
こうやって少しずつ利確を繰り返すのがとても楽しかった。
ただ、粘らないといっても大きな波に乗れた時はさすがに粘った。
買った後、含み益がすごい勢いで増え続けているような時、買いの勢いが衰えたと感じるまで持ち続けた。
1月13日、これが今年一年の中での最高実現損益。
この時は粘って15000円とったけど、利確した後さらに上がったんだよな。
今現在は日によって粘ったり、素早く利確したりまちまち。
利確が早すぎたせいで利益を取り逃し、次からもっと粘ろうと決意して臨むも、今度は含み益から含み損に転落して、なぜさっさと利確しなかったのかと後悔する。
こういうのをずっと繰り返している。
④テクニカルを見ない
これは最初にも書いたが、当時はテクニカル指標を見ずにトレードしていた。
移動平均線と出来高は見ていたけど、売買の判断については単純に、歩み値を見ていて大量の買いが入ったからそれに乗っかったり、移動平均線がデッドクロスしそうだから手放したりそんな感じ。テクニカルは知らないとは言っても、さすがにゴールデンクロスとデッドクロスは知っていた。
今はこれに加えて、MACD、RCI、ボリンジャーバンドをチェックしているが、テクニカルに縛られ過ぎているかもしれない。
俺は売買の判断に自信が持てない。だからテクニカルを頼る。
しかしそうなると、基準となる明確なサインが出るまでエントリーができなかったりすることもある。
テクニカルだって完ぺきじゃない。妄信しすぎるのはあまりよくないのかと考えるようになった。
それにチャートにいろいろ表示させていると、ゴチャゴチャして肝心の移動平均線が見にくくなってしまうし、パソコンの画面の半分くらいをテクニカルが占めている現状については、どうなんだろうと感じる。
あの億トレーダーのテスタ氏も、最初はテクニカルを見ずにトレードしてそれで普通に勝っていたと聞くし、俺ももう一度最初のスタイルでやってみようかと。
こうして1月のトレードを振り返ってみて、いろいろと見えてきたものがある。
2024年は一度原点に戻り、シンプルなトレードをしていこうと思った。
あとは、グロース株。
来年はグロースを中心に、板の薄い銘柄でもう一度デイトレをやってみようと考えている。
どうなるかわからないけど、2024年1月はそれでいく。
一か月そのスタイルでやってみて、結果が出なかったら、またその時に考える。