かぐ告のアニメについて
今更だけど、かぐや様のアニメについて書こうと思う。
一番好きなマンガはなんですか?
って聞かれたら、
「かぐや様は告らせたい」と即答できるほど、大好きなマンガだ。
これが数年前だったら「ベルセルク」、あるいは「ハンターハンター」、もしくは「よつばと!」と答えていただろう。
ベルセルクもハンターもよつばともいまだに好きだけど、休載ばかりで単行本は数年に一度しかでないし、自分の中で徐々にどうでもよくなってしまった。
昔はよく単行本を一巻から読み返していたけど、最近はもう全然読んでない。夢中になって漫画を読むなんてことが今ではすっかりなくなってしまっていた。
そんな中、かぐや様は告らせたいという漫画にハマる。
かぐ告との出会いは数年前、とある駅のトイレの個室。
用を足すために入った個室にヤンジャンが置いてあり、便器に座ってう〇こをしながら何気なくペラペラとページをめくっていると連載中のかぐ告が目に留まった。
「ちょっと面白いかも……」
これがこの時の感想。
それからしばらくして近所のブックオフに行った時、単行本を一巻から読んでみたところ、
「このマンガめっちゃ面白いじゃないか!」となった。
その日に既刊の単行本を全巻購入。
今現在、15巻まで発売されているが、発売日に欠かさず買い続けている。
トイレでの出会いが無ければ絶対に気にも留めなかっただろう。
そもそもラブコメというジャンルの作品に対して、俺は昔から「くだらないもの」という偏見を持っていた。
特に魅力的とも思えない主人公。
そんな主人公の元に集まってくる美少女たち(なぜか皆主人公に好意を抱いている)。
露骨なエロ描写に下ネタ、つまらないギャグ……。
かぐ告のどこに魅力を感じたのかって聞かれて、俺が読んでいて特に感心したのは、主人公の白銀が努力家で「利己の為に他人を傷つける行為を許さない」という信条を持っているという点。
やっぱりどんなジャンルの作品であれ、魅力的な男性キャラが登場する作品はいいよ。すんなり感情移入できるし、読んでいて応援したくなる。
そしてアニメの話。
去年、アニメ化が発表された時、うれしさ以上に不安が大きかった。
というのもベルセルクやハンターハンターの新アニメがひどい出来だったもんで……。
今年1月から放送されたアニメ版かぐ告についての感想だけど、正直に言って俺はまったく楽しめなかった。不満点は以下の通り。
・白銀、かぐや、石上の声が俺がイメージしてたのとなんか違う。
・俺が好きなエピソードがカットされている。
・全体的にテンポが速い。
ネットのレビューとか見ても比較的好評な意見が多かったから、余計に疎外感があったね。素直に楽しめなかった俺がおかしいのか、と。
自分の大好きな作品がアニメ化される。それって喜ぶべきことなのかもしれないけど俺は逆。好きな作品だからこそアニメ化しないでほしい。