サポステ再訪問~就業体験
前々前回の記事の続き。
↓の記事を書いてからもうひと月経つんですね……。早いなあ。
引きこもり生活からの脱出を目指してサポステに通っていた私ですが、グループワークでの体験で勝手に傷つき、サポステに通うのを止めたところまで書きましたが、今回はその後について少し書きます。
グループワークの雑談会で、己のコミュニケーション能力がいかに欠如しているか強制的に再確認させられました。
いや、もちろん薄々気付いてはいたのですが、まさかここまで喋れないとは思わなかったのです。
コミュ障を患った人間が一つの同じ部屋に集まった時、緊張しながらも自ら率先して話ができる人間とできない人間に分かれる。
自分は前者だと思っていたら後者だった。
何を根拠にそう思っていたのか不明ですが、会話というものを軽く考えていたのかもしれません。
その後、再びサポステを訪問するまでに半年ほど期間が空きます。
この間、何もしていなかったわけではなく、私は精神科医の薦めで精神科のデイケアに通ったりしてました。
デイケアについてはあまり書くことはありません。
デイケアで何をしたのかというと、他の参加者たちと工作したり卓球したり映画を見たり散歩したり……。
参加した初日から、「ん?」と思いましたが、それでも10回ほど通い続け、ある時から
「これは、なんか違うな……」
と思って通うのを止めました。
嫌なことがあったというわけではなくただ単に、ここは自分の居場所じゃないと感じたからです。
デイケアの参加者たちは明らかに精神を病んでる人が多く、そういう人達との交流はグループワークとは違う意味で怖かったです。
サポステ再訪問のきっかけは特にありません。
グループワークで負った精神的なダメージも、時間が経つ内に徐々に癒えてきて、
「また行ってみてもいいかな」と思えたころに訪問しました。
尚、今回はきちんと予約の電話を入れてから行きましたよ。
久しぶりに訪れたサポステは、スタッフの顔ぶれが以前来た時と変わっていて、ほとんどが私の知らないスタッフだったので戸惑いました。
半年前、私の相談相手だった中年の男性スタッフの姿も無く、この日は初めて会う新顔の女性スタッフとお話ししました。
これまでのこと(前回のグループワークで傷ついたこと、デイケアに参加していたことなど)を話し、今現在私は就労する意思があることを伝えました。
そして再びサポステに通い始めたのです。
前回、途中で逃げ出したグループワークにも再度挑戦し、そこで再び傷ついたりもしましたが、今回は最後まで参加することができました。
その後は、職場見学や就業体験などを体験して働くことに対して少しずつ抵抗意識を取り除いていきました。
就業体験とは言葉の通り、実際に働く体験ができるプログラムで、私はとあるリサイクルショップの店舗で少しだけ働かせていただきました。接客などではなく私が体験したのは商品を磨いたり加工したり運んだりする軽作業。
当日はかなり緊張していましたが、社員さんがめちゃくちゃ丁重にやり方を教えてくれたので、失敗することもなく無事に終えることができました。
私が磨いた商品を見て社員さんが、
「完璧です」って言ってくれたのがすごくうれしかったのを覚えています。
体験の後、そこの店長さんとお話しする機会があったのですが、私よりも年下だったことに衝撃を受けました。
そんな驚くようなことではないのかもしれませんが、言葉使いや立ち振る舞いを見て、
「俺よりも年下なのに、なんて立派な人なんだろう」と、感心してしまいました。
さて、この就業体験を終えて私はハローワークに登録して実際に仕事を探してみることになりました。
求人に応募するしないは別として、とりあえず登録してみて求人検索用パソコンの使い方だけでも覚えてみたらどうかと、サポステスタッフがアドバイスしてくれたのです。
その言葉に従い、私は生まれて初めてハローワークを訪問しました。
今回はここまで。
この続きは次回書きます。